黒川建築設計事務所のBLOG (リニューアルしました)
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出雲の風景発の夢
還暦だからと改めて調べてみると、還暦とは、中国の「説」に由来します。五行すなわち「木、火、土、金、
水」を、陰陽すなわち「兄(え)」と「弟(と)」を組み合わせた「十干(じっかん)」に、「十二支」が組み合わさっ
た「十干十二支」が「干支(えと)」と呼ばれるようになったらしいです。つまり、十干と十二支の組み合わせ
が60年で一回りすることから還暦ということのようです。この祝いを初めに、お祝いラッシュで古希から皇
寿まで実に10回を重ねますが、節制しないと祝えません。
さてこの歳になると、昔幼い頃に過ごした出雲の風景と、自分の人生の関わりや空間認識を強く感じる
ことがあります。先日訪れた出雲は、この地域ならどこにでもある、ありふれた屋敷を囲む「築地松(つい
じまつ)」が点在する田園風景とその背景にある神々しい山並み、そして宍道湖ののどかな広がりに浮か
ぶ水鳥、湖北道路と併走する映画”RAILWAYS”で脚光を浴びた日本最古級の電動車、デハニ50系が
走る一畑電車北松江線などの情景は何も変わっていないことを感じます。それは記憶された原風景を呼
び起こすこと、つまり、その地域の文化やコミュニティそして関わった人々との関係を思い起こすことにな
り、遠い過去の歴史へと駆け上がります。そういった文化、地域を根こそぎ削りとられた東北地方の悲し
みは、いかほどか計り知れません。失われない記憶に残る風景、文化、コミュニティは、それに関わる全
ての人達の力の集積が永々と継いで来たものだと、改めて感じさせらます。2012年は、昭和27年生ま
れの私は還暦ですが、そんな時代の情景は手tr須藤が人生を重ね合わせる浅田次郎の小説”鉄道員
(ぽっぽや)”の文章のくだりがあります。「俺のことはまあいいとして、キハはどうなるだべか」「ふむ。な
にせ12形は昭和27年の製作だべ。わしらがまだデコイチの罐焚きしとったころのものだべや」「ならス
クラップかねぇ」「よく働いたよお、あれも」
昭和27年から今日に至るまで60年、事務所を開設して30年スクラップになるか?ののですが、還暦
でまた夢を持ち続け、原風景のごとく受け継がれるものとしての記憶に残る空間を創る仕事をしている限
りは、その夢を見続けることが出来れば、建築家は幸せなのかも知れません。この先も夢追人であり続
けたいものです。
水」を、陰陽すなわち「兄(え)」と「弟(と)」を組み合わせた「十干(じっかん)」に、「十二支」が組み合わさっ
た「十干十二支」が「干支(えと)」と呼ばれるようになったらしいです。つまり、十干と十二支の組み合わせ
が60年で一回りすることから還暦ということのようです。この祝いを初めに、お祝いラッシュで古希から皇
寿まで実に10回を重ねますが、節制しないと祝えません。
さてこの歳になると、昔幼い頃に過ごした出雲の風景と、自分の人生の関わりや空間認識を強く感じる
ことがあります。先日訪れた出雲は、この地域ならどこにでもある、ありふれた屋敷を囲む「築地松(つい
じまつ)」が点在する田園風景とその背景にある神々しい山並み、そして宍道湖ののどかな広がりに浮か
ぶ水鳥、湖北道路と併走する映画”RAILWAYS”で脚光を浴びた日本最古級の電動車、デハニ50系が
走る一畑電車北松江線などの情景は何も変わっていないことを感じます。それは記憶された原風景を呼
び起こすこと、つまり、その地域の文化やコミュニティそして関わった人々との関係を思い起こすことにな
り、遠い過去の歴史へと駆け上がります。そういった文化、地域を根こそぎ削りとられた東北地方の悲し
みは、いかほどか計り知れません。失われない記憶に残る風景、文化、コミュニティは、それに関わる全
ての人達の力の集積が永々と継いで来たものだと、改めて感じさせらます。2012年は、昭和27年生ま
れの私は還暦ですが、そんな時代の情景は手tr須藤が人生を重ね合わせる浅田次郎の小説”鉄道員
(ぽっぽや)”の文章のくだりがあります。「俺のことはまあいいとして、キハはどうなるだべか」「ふむ。な
にせ12形は昭和27年の製作だべ。わしらがまだデコイチの罐焚きしとったころのものだべや」「ならス
クラップかねぇ」「よく働いたよお、あれも」
昭和27年から今日に至るまで60年、事務所を開設して30年スクラップになるか?ののですが、還暦
でまた夢を持ち続け、原風景のごとく受け継がれるものとしての記憶に残る空間を創る仕事をしている限
りは、その夢を見続けることが出来れば、建築家は幸せなのかも知れません。この先も夢追人であり続
けたいものです。
LED電球「LDAHV4L27CG」
株式会社 パナソニック 作品
2011年グッドデザイン賞受賞

消費電力は非常に少なく、通常使用で40年も保つ事が出来るLED電球。
明るさと省エネ性はもちろんのこと、煌めき感と陰影のある光を演出できる
「クリアガラスタイプ」。
既存の照明器具をそのままLED照明に切り替えられ、従来は使用出来
なっかった密閉型の器具にも使用可能なそうだ。
「灯かり」を生活に取込み、デザインし、自分流に使い分けることが容易になる。
忙しく過ごしていく日々の中、いま少し気持ちに余裕をもって、暖かい「灯かり」
に拘ってみようと思う。
2011年グッドデザイン賞受賞

消費電力は非常に少なく、通常使用で40年も保つ事が出来るLED電球。
明るさと省エネ性はもちろんのこと、煌めき感と陰影のある光を演出できる
「クリアガラスタイプ」。
既存の照明器具をそのままLED照明に切り替えられ、従来は使用出来
なっかった密閉型の器具にも使用可能なそうだ。
「灯かり」を生活に取込み、デザインし、自分流に使い分けることが容易になる。
忙しく過ごしていく日々の中、いま少し気持ちに余裕をもって、暖かい「灯かり」
に拘ってみようと思う。
技術勉強会のお知らせ
8月の第1土曜日に技術勉強会を行います。
専門的な内容になるかとは思いますが、どなたでもご参加頂けますので興味のある方は是非。
テーマ ①「地盤」、②「杭」
日時: 2011.8.6 sat ①13:00~②14:00~
会場: atelier-live (岡山市南区新保1187-1)
会費: 無料
問い合わせ: ㈱黒川建築設計事務所 (086-234-6688)
専門的な内容になるかとは思いますが、どなたでもご参加頂けますので興味のある方は是非。
テーマ ①「地盤」、②「杭」
日時: 2011.8.6 sat ①13:00~②14:00~
会場: atelier-live (岡山市南区新保1187-1)
会費: 無料
問い合わせ: ㈱黒川建築設計事務所 (086-234-6688)
「風景を切り取るマド」
今月初旬O邸が完成いたし、引き渡しを終えました。
この住宅は建物配置の関係上、主に北側から光を取り込む設計となっています。
そのため北面には横に並んだ大きな窓があります。
そこから望む先には緑豊かな山と芝の広がる公園があり、部屋からの眺めはとてもよいものになっています。

限られた敷地・建物の中で視線の抜けを作り出す事で広がりを感じる効果がより感じ取れます。
天気の良い日には室内の電気を消すことで、その風景は窓によって切り取られ一つの絵のように浮かび上がってきます。
明るく照らされた緑と室内の影とのコントラストが強く印象に残ります。

都心部ではなかなか味わうことのできないこの場所だけの楽しみが、そこにはありました。
この住宅は建物配置の関係上、主に北側から光を取り込む設計となっています。
そのため北面には横に並んだ大きな窓があります。
そこから望む先には緑豊かな山と芝の広がる公園があり、部屋からの眺めはとてもよいものになっています。

限られた敷地・建物の中で視線の抜けを作り出す事で広がりを感じる効果がより感じ取れます。
天気の良い日には室内の電気を消すことで、その風景は窓によって切り取られ一つの絵のように浮かび上がってきます。
明るく照らされた緑と室内の影とのコントラストが強く印象に残ります。

都心部ではなかなか味わうことのできないこの場所だけの楽しみが、そこにはありました。
「かわらない町並み」
うだつの町並み ~徳島県脇町見学にて
うだつの町並みを訪れた。
本瓦葺きに虫籠窓、格子造りに蔀戸。
そして両袖にもうけられた「うだつ」
施された繊細な細工が、当時の繁栄を物語っている。
鬼瓦や瓦のデザインの多くには、火災除け、家内安全等の様々な願いがこめられているそうだ。


繊細な格子造り

本瓦葺き屋根と虫籠窓

時代の流れと共に、「うだつ」は本来の防火壁としての役割よりも
商人達の権威の象徴として設けられたそうだ。
裕福な商家にしか設けることができなっかった事より「うだつがあがらない」の
語源になった…とも言われている。

古い町並みを守っていきたいと願う人々の姿勢が、修繕や増改築を繰り返しても
変わることのない風景を造りだしている。
淡路瓦 ~瓦工場内見学にて


本瓦葺きの社屋をくぐると、中庭へ。
いぶし瓦を使用した、斬新な庭園とオブジェ。


腰壁にはいぶし瓦のタイルが貼られ、昔ながら…
でもどこか近代に近い趣の社屋。
鬼師(鬼瓦・飾り瓦を作る職人)により、昔ながらの伝統を受け継がれながら、
手作業で作られた鬼瓦。
実寸スケールの模型を前に、目の高さで見る瓦の美しさを実感。


うだつの町並みを訪れた。
本瓦葺きに虫籠窓、格子造りに蔀戸。
そして両袖にもうけられた「うだつ」
施された繊細な細工が、当時の繁栄を物語っている。
鬼瓦や瓦のデザインの多くには、火災除け、家内安全等の様々な願いがこめられているそうだ。


繊細な格子造り

本瓦葺き屋根と虫籠窓

時代の流れと共に、「うだつ」は本来の防火壁としての役割よりも
商人達の権威の象徴として設けられたそうだ。
裕福な商家にしか設けることができなっかった事より「うだつがあがらない」の
語源になった…とも言われている。

古い町並みを守っていきたいと願う人々の姿勢が、修繕や増改築を繰り返しても
変わることのない風景を造りだしている。
淡路瓦 ~瓦工場内見学にて


本瓦葺きの社屋をくぐると、中庭へ。
いぶし瓦を使用した、斬新な庭園とオブジェ。


腰壁にはいぶし瓦のタイルが貼られ、昔ながら…
でもどこか近代に近い趣の社屋。
鬼師(鬼瓦・飾り瓦を作る職人)により、昔ながらの伝統を受け継がれながら、
手作業で作られた鬼瓦。
実寸スケールの模型を前に、目の高さで見る瓦の美しさを実感。


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